購入ルール:
・価値と価格の乖離を見つけ、優れた企業の株を、なるべく割安な価格で買う。

売却ルール:
・株価が上昇して、割安な株価ではなくなったら、売却する。株価が、極端に大きく上昇して割安な株価でなくなれば、購入してすぐにでも売却するが、株価が上昇しなければ、上昇するまで、保有し続ける。
・保有株より、より優れていて、より割安な企業を見つけたら、銘柄を入れ替えるために売却。
・優れた企業で割安という、購入時点の判断が間違っていたと気が付いたら売却。

その他のルール:
・時価総額が大きくて、時価総額が小さな企業の株を買う。小さな企業のほうが、成長の余地が大きいため。
 
・有名な企業ではなく、自分も含めてほとんどの人が知らない企業の株を購入する。
 ほとんどの市場参加者は投資家ではなく、短期のトレーダーであるため、多くの人が保有している株は、多くの人が売ろうとしている株と考える。
 有名ではない企業を選択するのは、その企業の利益が成長し、知名度が向上することによって、その企業の評価が高まる可能性があるため。

・予測するのが難しい為替、資源価格、景気の変動等の影響を受けにくい会社の株を、なるべく選択する。景気が良い時も良くない時も、利益が常に安定していて、少しでも利益が予測しやすい企業を選択する。

・自分で価値を評価することが難しい、よくわからないものは、買わない。

・心が折れて、底で投げるのを防ぐため、また、借金を抱える可能性のある信用取引をしない。

・自分の知識と経験では、利益を上げることが難しい空売りはしない。
 長く記録をつけてみて、自分は、株価が上昇し続けているのに、株の空売りで負け続けていることを発見して、空売りを止めて、損益が改善した。
 しかし、今まで長く続いてきた株価が上昇し続けている環境が終わって、株価が下落し続ける環境になれば、空売りを検討すべきかもしれない。

・キャッシュ比率に注意し、いつかは起こる暴落時に、割安になる株を買えるように、常にキャッシュを、ある程度は保持しておく。
 たとえ、株価が上昇し続けて、大きな利益の機会を逃すとしても、可能性は低くても起こるかも知れない暴落に備えて、大きな損失を避けることを優先する。

・一つの銘柄を買いすぎないように注意するが、より優れた銘柄、より割安な銘柄だと思う銘柄がある場合には、他の銘柄より多く買う。
 ただ、自分の銘柄選択能力は、十分ではないと認識しているため、極端な集中投資は行わない。
 もし、利益成長予測が、自分にとって簡単な銘柄が、割安であった場合のみ、集中投資を行う。

・大きな失敗をした後、心理が不安定になり、普段では、やらない失敗をしてしまう傾向があるため、失敗の連鎖に注意する。
 毎週、トレード記録をつけ、自分の心理状況を確認する。
 自分が自分のルールから外れた行動をしている時は注意する。

目標:
・TOPIXより、高い利益率を目標とする。
 TOPIXに負けるのなら、個別株を選択するより、インデックスを買った方がよかったということになってしまう。
 ただ、TOPIXが上昇する時に、TOPIXに負けたとしても、TOPIXが極端に大きく下落している時に、TOPIXより、下落率が少なくなるのであれば、つまり資産の変動率をより小さくすることは、目標になりうるのかもしれない。
 長期間TOPIXを上回るのは、プロでも難しいことは知っていて、自分も含めてほとんどの人はできない可能性が高いことも知った上で、あえて挑戦している。

・四季報を読んで、自分で優れた企業を見つけ、銘柄選択能力を高めていきたい。

今年の市場の状況について
 今年の優れた企業のPERは、かなり上昇してしまっているため、去年のように、年50%以上の利益(税引き前)を上げる可能性は低そうだが、投資のルールを守り続けていきたい。