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税引き前利益(年初来):+1,633,099円(+24.9%)
税引き前利益(180929~181005):-206,284円
キャッシュ比率:11.8%

・保有株
1381 アクシーズ 300株
3276 日本管理センター 400株
3768 リスクモンスター 100株
3804 システム ディ 700株
3848 データ・アプリケーション 300株(NISA100株) 
4298 プロトコーポレーション 100株
4299 ハイマックス 100株
4304 Eストアー 200株(NISA200株)
4746 東計電算 100株
4783 日本コンピュータ・ダイナミクス 600株
4832 JFE-SI 100株
6312 フロイント産業 300株
6543 日宣 200株
7444 ハリマ共和物産 200株(NISA100株)
7466 SPK 100株
7833 アイフィスジャパン 300株(NISA300株) 
8117 中央自動車工業 100株
8945 日本社宅サービス 1000株(NISA200株)
9466 アイドママーケティングコミュニケーション 800株

・購入した銘柄
なし

・売却した銘柄
3480 ジェイ・エス・ビー 100株
6543 日宣 100株

今週の売買
 今週は、市場全体が下落し、保有株はかなり大きく下落した。アメリカの極端に優れた企業の株が下落したことが気になった。
 しかし、自分が優れた企業だと思って、購入したかった企業の株価はあまり下落せず、割安だと判断できなかったため、何も購入しなかった。
 キャッシュ比率が低すぎる状況が続いていたため、キャッシュ比率を上げるために、少し保有株を売却した。

ROICについて学ぶ
 amazonで、50%ポイント還元中だったため、前から読みたかった『ROIC経営 稼ぐ力の創造と戦略的対話』を読み始めた。

株主資本コスト=リスクフリーレート+B値×エクイティリスクプレミアム
 米国から日本株に投資する長期投資家は、日本国債の利回りではなく、米国債の10年利回りをリスクフリーレートとして意識するそうだ。今、アメリカの金利が上昇しているが、アメリカ株だけでなく、日本株にも、株主資本コストが上昇することによって、マイナスの影響があるのかもしれない。

 この本では、日米企業のROE、ROA、売上高純利益率が比較されていて、日米企業の数字の差に驚いた。なぜ、日本企業の売上高純利益率が、アメリカ企業の半分以下なのだろうか?
 銘柄選択能力が高い人が公開していた日本の個別株のポートフォリオが、突然、アメリカ株のポートフォリオに変わっていることが時々あって驚かされるが、この日米企業の大きすぎる差が原因なのだろうか。自分も、いつかは、アメリカ株が割安になることがあれば、アメリカ株も買ってみたいと思った。

投資と投機の違い
 投資と投機の違いについて考えていた。

 短期投資という言葉に違和感があるのだが、短期投資というものは、ありうるのだろうか?

 PER何百倍の高成長企業の株を買うことは、投機ではなく、投資と言うことができるのだろうか?その極端に高いPERに見合う利益成長が、長期間継続すると、本当に信じて、投資しているのだろうか?それとも、もっと、過大評価され、バブルが膨らむと考えて、投機をしているのだろうか?

 投資と投機の境界はどこにあるのだろうか?

 優れた投資家の中には、投機の才能のある人もいるようだ。
 逆に、投機をしているプロの人で、投資の知識も十分にある人もいるようだ。

投資をしている人
 投資をしている人は、株価と企業価値の乖離を探している。長期投資家は、企業価値が長期的に高まっていくのであるならば、今の株価と将来の企業価値に乖離があると判断して、成長する企業の株を購入する。

 投資をしている人が利益を上げるためには、将来企業価値が長期的に高まっていくことに気が付かないで、長期的に成長する企業の株を、安すぎる価格で売却してしまう人が必要となるが、本当に安すぎる価格で売却してしまう人が、存在しているのだろうか?市場が本当に効率的なら、ほとんどの場合、株価が、将来の成長、あるいは、成長しないことを織り込んでいて、割安な価格で株を購入できる機会はそれほど多くはないようだ。

 長期的に成長するという予測が誤っていた場合、つまり、購入した価格が安すぎる価格ではなかった場合には、投資をしている人が損失となる。
 長期投資は、この成長予測の精度を上げるのが難しいという問題がある。特に日本では、人口減少や消費税増税という逆風の中で、長期的に成長する企業を探すのが難しい。また、日本企業の多くは、景気と為替の影響を受けやすく、利益が安定して成長していないという問題がある。

投機をしている人
 投機をしている人は、市場参加者の動きに注目している。彼らは、株価が割高であると知っていても、これから、さらに高値で買う人が現れると思えば買うし、割安であっても、さらに、安く売る人が現れると思えば売却する。
 投機の問題は、ゼロサムゲームで、誰かが利益を上げれば、誰かが損失となることだと言われている。実際には、取引手数料と税金があるため、ギャンブルのようなマイナスサムゲームで、利益を上げる人より、損失になる人の方が多くなるのだろう。
 短期的に極端に大きな利益を上げている人は、投資というより、投機をしている人のようだ。ただ、投機で利益を上げ続けるには、才能が必要で、長期的に、投機で利益を上げ続けている人は、少ない印象がある。

投資と投機の違いを知らない人
 自分は、投資と投機の違いを知らないまま、投資とは言えない為替取引を5年ぐらい続けて、退場はしなかったもののあまり大きな利益を上げられなかった。
 その後、やっと投資について学び、日本の個別株を買うようになった。
 自分が、5年間も投資の存在に気が付かなかったように、多くの人は投資の知識がなくて、投資と投機の違いを知らないまま、投機をしているようだ。
 投資と投機をどちらも経験した自分の感想としては、投機で利益を上げ続ける方が、難しいように思った。自分が個別株投資を始めてから今までの3年間は、市場全体の株価が、極端に上昇し、だれでも利益を上げることのできる環境だったため、投資の方が簡単に思えたのかもしれない。今年からは、これまでのように、簡単には、投資で利益を上げられない環境に変化していっているように思う。
 投資で持続的に、利益を上げるためには、企業の価値を大きく間違えないで評価し、利益成長の可能性を予測する精度を上げる必要があると考えている。優れた企業を調査していくことに、膨大な時間がかかるが、自分の場合は、投機よりも投資の方が、長期的に、利益を上げ続ける可能性が高いと考え、今は、投機ではなく、投資について、学び続けている。