資産(2023年末):
27,421,532円
現在資産(240719):
33,456,033円
税引き前利益(税引き後配当金+542,649円を含む、入金除く、去年末比):
+6,034,501円(+22.01%)
個別株:
33,404,150円
現金:
27,435円
信用買建玉総額:
4,601,900円
信用評価損益:
+24,448円
保有株
1717 明豊ファシリティワークス
1926 ライト工業
1945 東京エネシス
1975 朝日工業社
2332 クエスト
2359 コア
2374 セントケア・ホールディング
2428 ウェルネット
2763 エフティグループ
2768 双日
3143 オーウイル
3151 バイタルKSK
3183 ウイン・パートナーズ
3276 JPMC
3277 サンセイランディック
3371 ソフトクリエイトホールディングス
3431 宮地エンジニアリンググループ
3452 ビーロット
3763 プロシップ
3837 アドソル日進
3918 PCIホールディングス
3969 エイトレッド
4041 日本曹達
4093 東邦アセチレン
4114 日本触媒
4171 グローバルインフォメーション
4298 プロトコーポレーション
4386 SIGグループ
4617 中国塗料
4658 日本空調サービス
4709 IDホールディングス
4743 ITFOR
4748 構造計画研究所
4767 テー・オー・ダブリュー
4792 山田コンサルティンググループ
4832 JFEシステムズ
5284 ヤマウホールディングス
5388 クニミネ工業
5451 淀川製鋼所
5589 オートサーバー
5942 日本フイルコン
5976 ネツレン
5988 パイオラックス
6144 西部電機
6223 西部技研
6224 JRC
6245 ヒラノテクシード
6246 テクノスマート
6345 アイチコーポレーション
6369 トーヨーカネツ
6486 イーグル工業
6540 船場
6653 正興電機製作所
6677 エスケーエレクトロニクス
6743 大同信号
6888 アクモス
7164 全国保証
7224 新明和工業
7240 NOK
7377 DNホールディングス
7417 南陽
7463 アドヴァングループ
7505 扶桑電通
7833 アイフィスジャパン
7949 小松ウオール工業
8005 スクロール
8007 高島
8014 蝶理
8020 兼松
8053 住友商事
8061 西華産業
8081 カナデン
8097 三愛オブリ
8133 伊藤忠エネクス
8593 三菱HCキャピタル
8725 MS&ADインシュアランス グループ
8945 サンネクスタグループ
9302 三井倉庫ホールディングス
9303 住友倉庫
9319 中央倉庫
9381 エーアイティー
9386 日本コンセプト
9564 FCE
9639 三協フロンテア
9658 ビジネスブレイン太田昭和
9698 クレオ
9765 オオバ
9799 旭情報サービス
9827 リリカラ
3249 産業ファンド投資法人
購入
なし
売却
なし
信用建玉
1975 朝日工業社
3799 キーウェアソリューションズ
4595 ミズホメディ
4800 オリコン
5819 カナレ電気
6193 バーチャレクス・ホールディングス
6316 丸山製作所
6670 MCJ
6675 サクサ
9066 日新
9216 ビーウィズ
9709 NCS&A
信用新規買
4595 ミズホメディ 200株
9216 ビーウィズ 500株
信用返済売
なし
現引
なし
今週は、X(旧twitter)でアメリカの大統領選挙が話題になっていた。
8年前に、株を保有し始めた2016年に、トランプさんが大統領になった時のことを思い出した。
2010年から、円安になると思っていて、FXで円を売り続けていて、円安になっていた。
しかし、元本が10万円と少ないところからFXをスタートし、あまり根拠の強くないFXで失ってはならない元本を追加することは、自分にはできず、あまりFXで利益を上げることはできず、トランプさんが大統領になった2016年に、FXを止めた。
トランプさんが大統領になったら円高になると言っている人もいたと思う。
トランプさんが大統領になった時、円安が続くのかどうか、自分にはわからなかった。
トランプさんが大統領になった後も、長期間円安は続いた。
トランプさんが大統領になったら株安になると言っていた人もいて、不安になった。
しかし、自分は、その時のルールを変えず割安だと思っていた株を保有し続けた。
トランプさんが大統領になってから、保有していた多くの小型株の株価は、極端に大きく上昇した。
株を保有しはじめたばかりで、株の知識はほとんどなかった自分でも、奇跡的に資産を大きく増やすことができた。
2016年にFXを止めて以来、一度も為替のトレードをしていないが、止めた後も、毎日ドル円の動きを見ている。
自分がギャンブルを全くやらなかったのと同じ理由で、自分はFXをやらなくなった。
自分は、本当に、ギャンブルをやっていないと言い切れるのだろうか?
グレアムさんの本を読んでいたら、ルーレットの話があった。
ルーレットでは、勝った時に得られる金額と、勝つ確率を考えると、少しだけ、ゲームの参加者に不利になっていて、長くゲームを続けると、参加者から、胴元へとお金が移動していくようになっているらしい。ルーレットでは、参加者に不利な確率が変わらないから、参加者が勝ち続けることは不可能に思えた。
グレアムさんは、株式投資では、ルーレットと少し異なり、極端に割安な株を保有することで、勝つ確率を高くすることができると考えたようだ。
現実には、割安な株はなかなか株価が上がらず、割安ではない株のほうが上がり続けることもあるため、割安な株を株価が上がるまで保有し続けることは難しい。
日本で株で勝っている人は、ギャンブルに強い人が多いように思う。
グレアムさんも、ギャンブルの話をしているということは、株もギャンブルに近いものなのだろうか?
バフェットさんも、『ポーカーを初めて30分が過ぎても誰がカモか分からなければ、あなたがカモだ』といったらしい。
株式市場で、誰がカモか分からないなら、自分がカモなのかもしれない。
10年ぐらい前に、株の事を何も知らないで、自分が大損して損切したapple株を、バフェットさんが割安な株価で購入していた。バフェットさんの膨大な利益は、自分のような割安な株価で損切してしまうたくさんのカモ(ミスターマーケット)に支えられているのかもしれないと思った。
自分はギャンブルをしていないつもりでも、株式市場に参加し続けることで、ギャンブルのようなことをしているのかもしれない。
2015年に『続マーケットの魔術師』という本を購入して読んだ。この本のグリーンブラッドさんの話が、自分が株を保有し始めるきっかけになった。グリーンブラッドさんもグレアムさんについて手に入るものをすべて読んだらしい。
この本には、エドワード・ソープさんというカジノに勝ったトレーダーの話もあった。
自分はギャンブルをやらないため、マイナスサムゲームのギャンブルでどうやって勝つことができるのか知らないが、ギャンブルで勝つ人が、どうやってギャンブルに勝ち続けているのか不思議に思っている。
子供の頃、おもちゃのルーレットが回るのを見ていたのを思い出した。
ルーレットの回転盤とボールの速度を測る小さなウェラブルコンピューターを作って、ボールがどこに止まるか予測して、カジノで利益を上げたエドワード・ソープさんの話を思い出した。
この天才トレーダーのように、特殊な能力で、他の人よりも確率をより正確に知ることができれば、確率のゲームに勝つことができるが、自分のような普通の人間には、それができない。
この本で、勝てるはずのないルーレットに勝つ方法を発見したトレーダーは、コンピューターを使用して確率を計算して、ブラックジャックでカジノに勝つ方法も発見したということを知った。ブラックジャックでは、まだ配られていないカードにより、確率が変化していくらしい。配られたカードを全て記憶し、勝つ確率を計算し続け、勝つ確率が高い時だけ賭けることができる人なら、カジノに勝つことができるらしい。
エドワード・ソープさんが勝つ方法を本に書いて、勝つことができるようになった人もいたが、勝てなかった人のほうが多かったという話が心に残った。株は初めから確率が50%ではないため少しだけ違うが、短期トレードも同じで、人からトレードを教わっても、お金をとり合うギャンブルに近い短期のトレードの世界では、もともと向いている人しか勝てるようにならないと思う。
10年以上前に、まだ、株を保有し始める前に、自分も金の短期トレードを人から教わったことがあるが、自分は短期トレードに向いていなかったため、数か月間、毎日金のデイトレードの練習しても、ひどく疲れただけで、全く勝てるようにはならなかった。その先生も、バフェットさんと同じポーカーのカモの話をしていて、短期トレードのやり方についてはすっかり忘れてしまったが、ポーカーのカモの話だけは今も覚えている。
子供の頃、野球が下手だった自分は、守備が下手だからという理由で狙われて、とても嫌な気分になった。スポーツでもゲームでもトレードでも、一番弱いカモが、狙われるのは共通している。
はじめてカモを探す話を聞いた時、その頃はトレードのことを全く分かっていなかったら、とても嫌な気分になった。カモを探すなんてとんでもないと思ったが、カモを探す側ではなく、自分がカモ側だとは、その時は、まだ気が付いていなかった。
リバモアさんの本にも、『庭訓第一条「カモになることなかれ」』と書いてあった。
カジノに勝つ方法を本に書いたエドワード・ソープさんに対して、カジノ側は、ひざをへし折る案などさまざまな案を検討したらしい。カジノ側は、ひざをへし折るかわりに、ルールを変更することにしたらしい。株だけでなく、カジノでもルール変更により、確率が変わることがあるようで、長期間勝ち続けるのは難しいのかもしれない。
2015年に、ギャンブルに興味のなかった自分は、この本をはじめて読んだときは、この天才トレーダーの話はあまり心に残らなかった。最近、ギャンブルで勝ち続ける人が、トレードにも勝つ理由を知りたいと思って、今読み直している。
この本には、ケリーの公式が説明されていた。
ケリーの公式では、複利によるリターンを最大にするために賭けるべき割合を計算できるらしい。
ケリーの公式では、『勝った金額を負けた金額で割った比率』『勝率』『敗率』が分かれば、『賭けるべき資金の割合』がわかるらしい。
自分の場合は、自分の将来の『勝った金額を負けた金額で割った比率』も『勝率』もわからないため、このケリー公式をどう使ったらよいのかわからない。
この式は、『勝った金額を負けた金額で割った比率』と『勝率』が高いほど、『賭けるべき資金の割合』を高めるべきということを意味しているようだ。『勝った金額を負けた金額で割った比率』と『勝率』が低い、あるいは全くわからないなら、お金を賭けるべきではないということになる。
自分は、勝つ確率が高いと思うという理由ではなく、株主優待ポイントがたくさんもらえるという間違った理由で、たくさんお金を賭けてしまう。株主優待ポイントを何度か交換していくと、スターバックスのドリンクに交換できるらしい話を聞いてしまった。
少し調べてみると、はじめのポイントから、スタバのドリンクに交換するまで、何度か交換していくうちに、かなり大きくポイントが減少していくらしいことを知った。株主の大切なお金であるそのポイントはどこへ消えるのだろうか?優待ポイントをつくっている会社の利益が、大きく増えていることに気が付いた。
自分は、株主優待の罠にはまっているかもしれない。
自分の経験では、市場全体の株価の動きによって、『勝率』は極端に大きく変化しているように思う。ギャンブルでは、確率が計算できるが、株では、株価を動かす人の心を計算できないから、ギャンブルよりも難しいところがあると思う。
ただ、株は、上がる確率と下がる確率が50%ではなく、過去の記録を見る限りでは、株価が上がる確率のほうが高く、企業が生み出し続ける利益の一部が配当として株主に移動し、ギャンブルよりはかなり有利になっていると自分は思う。
エドワード・ソープさんの『資金』を実際の資金全体ではなく、『許容できるドローダウン』を資金と考えると言う話は参考になった。
自分の『資金』全体と『許容できるドローダウン』が大きく異なることは、重要だと思った。
自分は『許容できるドローダウン』が低いため、レバレッジをかけた状態で、市場全体の株価が下がると、資金の極端に大きな減少を許容できないため、自分は割安な株を買おうとしているのに、割安な株を売却しなくてはならなくなる。
レバレッジを上げていくと、投資というより、ギャンブルに近づいているように思う。







27,421,532円
現在資産(240719):
33,456,033円
税引き前利益(税引き後配当金+542,649円を含む、入金除く、去年末比):
+6,034,501円(+22.01%)
個別株:
33,404,150円
現金:
27,435円
信用買建玉総額:
4,601,900円
信用評価損益:
+24,448円
保有株
1717 明豊ファシリティワークス
1926 ライト工業
1945 東京エネシス
1975 朝日工業社
2332 クエスト
2359 コア
2374 セントケア・ホールディング
2428 ウェルネット
2763 エフティグループ
2768 双日
3143 オーウイル
3151 バイタルKSK
3183 ウイン・パートナーズ
3276 JPMC
3277 サンセイランディック
3371 ソフトクリエイトホールディングス
3431 宮地エンジニアリンググループ
3452 ビーロット
3763 プロシップ
3837 アドソル日進
3918 PCIホールディングス
3969 エイトレッド
4041 日本曹達
4093 東邦アセチレン
4114 日本触媒
4171 グローバルインフォメーション
4298 プロトコーポレーション
4386 SIGグループ
4617 中国塗料
4658 日本空調サービス
4709 IDホールディングス
4743 ITFOR
4748 構造計画研究所
4767 テー・オー・ダブリュー
4792 山田コンサルティンググループ
4832 JFEシステムズ
5284 ヤマウホールディングス
5388 クニミネ工業
5451 淀川製鋼所
5589 オートサーバー
5942 日本フイルコン
5976 ネツレン
5988 パイオラックス
6144 西部電機
6223 西部技研
6224 JRC
6245 ヒラノテクシード
6246 テクノスマート
6345 アイチコーポレーション
6369 トーヨーカネツ
6486 イーグル工業
6540 船場
6653 正興電機製作所
6677 エスケーエレクトロニクス
6743 大同信号
6888 アクモス
7164 全国保証
7224 新明和工業
7240 NOK
7377 DNホールディングス
7417 南陽
7463 アドヴァングループ
7505 扶桑電通
7833 アイフィスジャパン
7949 小松ウオール工業
8005 スクロール
8007 高島
8014 蝶理
8020 兼松
8053 住友商事
8061 西華産業
8081 カナデン
8097 三愛オブリ
8133 伊藤忠エネクス
8593 三菱HCキャピタル
8725 MS&ADインシュアランス グループ
8945 サンネクスタグループ
9302 三井倉庫ホールディングス
9303 住友倉庫
9319 中央倉庫
9381 エーアイティー
9386 日本コンセプト
9564 FCE
9639 三協フロンテア
9658 ビジネスブレイン太田昭和
9698 クレオ
9765 オオバ
9799 旭情報サービス
9827 リリカラ
3249 産業ファンド投資法人
購入
なし
売却
なし
信用建玉
1975 朝日工業社
3799 キーウェアソリューションズ
4595 ミズホメディ
4800 オリコン
5819 カナレ電気
6193 バーチャレクス・ホールディングス
6316 丸山製作所
6670 MCJ
6675 サクサ
9066 日新
9216 ビーウィズ
9709 NCS&A
信用新規買
4595 ミズホメディ 200株
9216 ビーウィズ 500株
信用返済売
なし
現引
なし
今週は、X(旧twitter)でアメリカの大統領選挙が話題になっていた。
8年前に、株を保有し始めた2016年に、トランプさんが大統領になった時のことを思い出した。
2010年から、円安になると思っていて、FXで円を売り続けていて、円安になっていた。
しかし、元本が10万円と少ないところからFXをスタートし、あまり根拠の強くないFXで失ってはならない元本を追加することは、自分にはできず、あまりFXで利益を上げることはできず、トランプさんが大統領になった2016年に、FXを止めた。
トランプさんが大統領になったら円高になると言っている人もいたと思う。
トランプさんが大統領になった時、円安が続くのかどうか、自分にはわからなかった。
トランプさんが大統領になった後も、長期間円安は続いた。
トランプさんが大統領になったら株安になると言っていた人もいて、不安になった。
しかし、自分は、その時のルールを変えず割安だと思っていた株を保有し続けた。
トランプさんが大統領になってから、保有していた多くの小型株の株価は、極端に大きく上昇した。
株を保有しはじめたばかりで、株の知識はほとんどなかった自分でも、奇跡的に資産を大きく増やすことができた。
2016年にFXを止めて以来、一度も為替のトレードをしていないが、止めた後も、毎日ドル円の動きを見ている。
自分がギャンブルを全くやらなかったのと同じ理由で、自分はFXをやらなくなった。
自分は、本当に、ギャンブルをやっていないと言い切れるのだろうか?
グレアムさんの本を読んでいたら、ルーレットの話があった。
ルーレットでは、勝った時に得られる金額と、勝つ確率を考えると、少しだけ、ゲームの参加者に不利になっていて、長くゲームを続けると、参加者から、胴元へとお金が移動していくようになっているらしい。ルーレットでは、参加者に不利な確率が変わらないから、参加者が勝ち続けることは不可能に思えた。
グレアムさんは、株式投資では、ルーレットと少し異なり、極端に割安な株を保有することで、勝つ確率を高くすることができると考えたようだ。
現実には、割安な株はなかなか株価が上がらず、割安ではない株のほうが上がり続けることもあるため、割安な株を株価が上がるまで保有し続けることは難しい。
日本で株で勝っている人は、ギャンブルに強い人が多いように思う。
グレアムさんも、ギャンブルの話をしているということは、株もギャンブルに近いものなのだろうか?
バフェットさんも、『ポーカーを初めて30分が過ぎても誰がカモか分からなければ、あなたがカモだ』といったらしい。
株式市場で、誰がカモか分からないなら、自分がカモなのかもしれない。
10年ぐらい前に、株の事を何も知らないで、自分が大損して損切したapple株を、バフェットさんが割安な株価で購入していた。バフェットさんの膨大な利益は、自分のような割安な株価で損切してしまうたくさんのカモ(ミスターマーケット)に支えられているのかもしれないと思った。
自分はギャンブルをしていないつもりでも、株式市場に参加し続けることで、ギャンブルのようなことをしているのかもしれない。
2015年に『続マーケットの魔術師』という本を購入して読んだ。この本のグリーンブラッドさんの話が、自分が株を保有し始めるきっかけになった。グリーンブラッドさんもグレアムさんについて手に入るものをすべて読んだらしい。
この本には、エドワード・ソープさんというカジノに勝ったトレーダーの話もあった。
自分はギャンブルをやらないため、マイナスサムゲームのギャンブルでどうやって勝つことができるのか知らないが、ギャンブルで勝つ人が、どうやってギャンブルに勝ち続けているのか不思議に思っている。
子供の頃、おもちゃのルーレットが回るのを見ていたのを思い出した。
ルーレットの回転盤とボールの速度を測る小さなウェラブルコンピューターを作って、ボールがどこに止まるか予測して、カジノで利益を上げたエドワード・ソープさんの話を思い出した。
この天才トレーダーのように、特殊な能力で、他の人よりも確率をより正確に知ることができれば、確率のゲームに勝つことができるが、自分のような普通の人間には、それができない。
この本で、勝てるはずのないルーレットに勝つ方法を発見したトレーダーは、コンピューターを使用して確率を計算して、ブラックジャックでカジノに勝つ方法も発見したということを知った。ブラックジャックでは、まだ配られていないカードにより、確率が変化していくらしい。配られたカードを全て記憶し、勝つ確率を計算し続け、勝つ確率が高い時だけ賭けることができる人なら、カジノに勝つことができるらしい。
エドワード・ソープさんが勝つ方法を本に書いて、勝つことができるようになった人もいたが、勝てなかった人のほうが多かったという話が心に残った。株は初めから確率が50%ではないため少しだけ違うが、短期トレードも同じで、人からトレードを教わっても、お金をとり合うギャンブルに近い短期のトレードの世界では、もともと向いている人しか勝てるようにならないと思う。
10年以上前に、まだ、株を保有し始める前に、自分も金の短期トレードを人から教わったことがあるが、自分は短期トレードに向いていなかったため、数か月間、毎日金のデイトレードの練習しても、ひどく疲れただけで、全く勝てるようにはならなかった。その先生も、バフェットさんと同じポーカーのカモの話をしていて、短期トレードのやり方についてはすっかり忘れてしまったが、ポーカーのカモの話だけは今も覚えている。
子供の頃、野球が下手だった自分は、守備が下手だからという理由で狙われて、とても嫌な気分になった。スポーツでもゲームでもトレードでも、一番弱いカモが、狙われるのは共通している。
はじめてカモを探す話を聞いた時、その頃はトレードのことを全く分かっていなかったら、とても嫌な気分になった。カモを探すなんてとんでもないと思ったが、カモを探す側ではなく、自分がカモ側だとは、その時は、まだ気が付いていなかった。
リバモアさんの本にも、『庭訓第一条「カモになることなかれ」』と書いてあった。
カジノに勝つ方法を本に書いたエドワード・ソープさんに対して、カジノ側は、ひざをへし折る案などさまざまな案を検討したらしい。カジノ側は、ひざをへし折るかわりに、ルールを変更することにしたらしい。株だけでなく、カジノでもルール変更により、確率が変わることがあるようで、長期間勝ち続けるのは難しいのかもしれない。
2015年に、ギャンブルに興味のなかった自分は、この本をはじめて読んだときは、この天才トレーダーの話はあまり心に残らなかった。最近、ギャンブルで勝ち続ける人が、トレードにも勝つ理由を知りたいと思って、今読み直している。
この本には、ケリーの公式が説明されていた。
ケリーの公式では、複利によるリターンを最大にするために賭けるべき割合を計算できるらしい。
ケリーの公式では、『勝った金額を負けた金額で割った比率』『勝率』『敗率』が分かれば、『賭けるべき資金の割合』がわかるらしい。
自分の場合は、自分の将来の『勝った金額を負けた金額で割った比率』も『勝率』もわからないため、このケリー公式をどう使ったらよいのかわからない。
この式は、『勝った金額を負けた金額で割った比率』と『勝率』が高いほど、『賭けるべき資金の割合』を高めるべきということを意味しているようだ。『勝った金額を負けた金額で割った比率』と『勝率』が低い、あるいは全くわからないなら、お金を賭けるべきではないということになる。
自分は、勝つ確率が高いと思うという理由ではなく、株主優待ポイントがたくさんもらえるという間違った理由で、たくさんお金を賭けてしまう。株主優待ポイントを何度か交換していくと、スターバックスのドリンクに交換できるらしい話を聞いてしまった。
少し調べてみると、はじめのポイントから、スタバのドリンクに交換するまで、何度か交換していくうちに、かなり大きくポイントが減少していくらしいことを知った。株主の大切なお金であるそのポイントはどこへ消えるのだろうか?優待ポイントをつくっている会社の利益が、大きく増えていることに気が付いた。
自分は、株主優待の罠にはまっているかもしれない。
自分の経験では、市場全体の株価の動きによって、『勝率』は極端に大きく変化しているように思う。ギャンブルでは、確率が計算できるが、株では、株価を動かす人の心を計算できないから、ギャンブルよりも難しいところがあると思う。
ただ、株は、上がる確率と下がる確率が50%ではなく、過去の記録を見る限りでは、株価が上がる確率のほうが高く、企業が生み出し続ける利益の一部が配当として株主に移動し、ギャンブルよりはかなり有利になっていると自分は思う。
エドワード・ソープさんの『資金』を実際の資金全体ではなく、『許容できるドローダウン』を資金と考えると言う話は参考になった。
自分の『資金』全体と『許容できるドローダウン』が大きく異なることは、重要だと思った。
自分は『許容できるドローダウン』が低いため、レバレッジをかけた状態で、市場全体の株価が下がると、資金の極端に大きな減少を許容できないため、自分は割安な株を買おうとしているのに、割安な株を売却しなくてはならなくなる。
レバレッジを上げていくと、投資というより、ギャンブルに近づいているように思う。







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