資産状況
・資産(2024年末) :33,967,639円
・現在資産(250425):34,953,617円
・税引き前利益:+985,978円(+2.90%)(税引き後配当金+104,228円を含む、入金除く、去年末比)
資産内訳
・信用評価損益:+4,485円
・個別株
:34,931,202円
・現金: 17,930円

保有株
1717 明豊ファシリティワークス
1926 ライト工業
1930 北陸電気工事
1938 日本リーテック
1945 東京エネシス
1951 エクシオグループ
208A 構造計画研究所
2332 クエスト
2359 コア
2393 日本ケアサプライ
2674 ハードオフコーポレーション
2763 エフティグループ
2768 双日
3276 JPMC
3277 サンセイランディック
3371 ソフトクリエイトホールディングス
3449 テクノフレックス
3763 プロシップ
3771 システムリサーチ
3799 キーウェアソリューションズ
3837 アドソル日進
3969 エイトレッド 
4042 東ソー
4093 東邦アセチレン
4171 グローバルインフォメーション
4205 日本ゼオン
4299 ハイマックス
4391 ロジザード
4396 システムサポート
4430 東海ソフト
4463 日華化学
4617 中国塗料
4658 日本空調サービス
4709 IDホールディングス
4743 ITFOR
4767 テー・オー・ダブリュー
4800 オリコン
4828 ビジネスエンジニアリング
4832 JFEシステムズ
5284 ヤマウホールディングス
5333 日本碍子
5388 クニミネ工業
5451 淀川製鋼所
5589 オートサーバー
5602 栗本鐵工所
5713 住友金属鉱山
5802 住友電気工業 
5819 カナレ電気
5959 岡部
5976 ネツレン
6013 タクマ
6144 西部電機
6224 JRC
6245 ヒラノテクシード
6332 月島ホールディングス
6369 トーヨーカネツ
6379 レイズネクスト
6486 イーグル工業
6498 キッツ
6540 船場
6643 戸上電機製作所
6670 MCJ
6677 エスケーエレクトロニクス
6734 ニューテック
6743 大同信号
6888 アクモス
6929 日本セラミック
7039 ブリッジインターナショナル
7050 フロンティアインターナショナル
7092 Fast Fitness Japan
7120 SHINKO
7164 全国保証
7191 イントラスト
7240 NOK
7377 DNホールディングス
7417 南陽
7505 扶桑電通
7673 ダイコー通産
7856 萩原工業
7949 小松ウオール工業
8005 スクロール
8007 高島
8020 兼松
8052 椿本興業
8053 住友商事
8061 西華産業
8097 三愛オブリ
8133 伊藤忠エネクス
8150 三信電気
8159 立花エレテック
8593 三菱HCキャピタル
9028 ゼロ
9066 日新
9306 東陽倉庫
9325 ファイズホールディングス
9381 エーアイティー
9386 日本コンセプト
9639 三協フロンテア
9658 ビジネスブレイン太田昭和
9709 NCS&A
9765 オオバ
9768 いであ
9799 旭情報サービス
9286 エネクス・インフラ投資法人
213A 上場インデックスファンド日経半導体株
2559 MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信

売却
3763 プロシップ 100株
5802 住友電気工業 100株 損切

信用建玉
4205 日本ゼオン

信用新規買
4205 日本ゼオン 100株
5802 住友電気工業 100株

現引
4205 日本ゼオン 200株
5802 住友電気工業 100株

 今週は、先週とは反対に、ドル高円安となった。
 TOPIXは極端に大きく上昇したが、大型株が強く、小型株の比率の高い保有株全体の株価は極端に大きく上昇しなかった。貿易戦争で、極端に大きく下がった株価は、長期間戻らないだろうと自分は思っていたが、意外にも、前月末比でプラスにまでは、戻ってきた。
 
 貿易戦争で、これまでのように企業が成長し続けるという前提が正しいのかわからなくなってきた。インデックスが珍しく極端に大きく下がり、インデックス投資で損している人が増えて、インデックスに疑問の声が高まってきた4月9日に、自分は、久しぶりにインデックスを少しだけ購入した。
 久しぶりに『ウォール街のランダム・ウォーカー』という長い本を少しだけ読み返した。
 かつてはTOPIXを下に見る発言をしていたのに、ファンドがスタートしてから長期間TOPIXに大差で負け続けて、遂に、TOPIXと比較するのを止めてしまったカリスマファンドマネージャーが、最近X(旧twitter)で、話題になっていた。
 なぜ、株の知識と経験のあるプロが、インデックスに長期間勝ち続けることが難しいのか、説明されている。平均に負け続ける仕事を長期間続けながら、人から極端に高いお金を受け取ることができるプロは、株以外の世界では、見つけることができない。
 過去の調査によると、10年間平均(インデックス)を大きく上回った投資信託ですら、次の10年では市場平均を下回る結果となったらしい。つまり将来も平均を上回り続けるプロを選択するのは、とても難しい。
 ピーター・リンチさんのように長期間インデックスに勝ち続けたプロは、残念ながら例外らしい。
 プロ全体の平均も、インデックスと同じになる。プロの投資家が無能だからインデックスに負けるのではなく、プロの手数料は、インデックスに勝てないにも関わらず、インデックスと比較すると驚くほど高いため、プロ全体では、極端に高い手数料の分だけ、長期的にはインデックスに負けてしまう。
 平均を上回るのは簡単そうに思えるが、大きなお金を動かして、その平均をつくっているのは、多くのプロや、バフェットさんや、長期間、弱肉強食の戦いに勝ち抜いて、数百億円利益を上げてきたような伝説のトレーダーである。平均的な人が、市場平均をつくっている大きなお金を動かしている人達に、長期間、勝ち続けられるとは考えにくい。
 将棋の素人が将棋のプロに将棋で勝つことは不可能だが、投資の素人の場合には、インデックスを保有し続けることができれば、投資のプロの平均には、勝つことができる。
 しかし、素人が中身のよくわからないインデックスを長期間保有し続けることは、実際にはかなり難しい。投資に向いていない多くの人は、インデックスという正解を選択したとしても、株価が極端に大きく上がった時に買って、株価が極端に大きく下がった時に売ってしまう。

250421
 amazon kindle Unlimitedが2カ月無料だったので、amazonから無料で本を借りて読んでいる。
 限定されている借りれる本の中から、『ウォーレン・バフェットの生声』という本を選択した。
 この本によると、1950年代から1990年代にかけて、主要株価指数が年間およそ11%の上昇率だった時に、バフェットさんは、年間およそ29%の利益をあげたそうだ。
 『世間一般よりずっと大きなリターンを手に入れることを目標にするのでなければ、極端な分散投資をするのがいいでしょう。つまり、投資をする人の98~99パーセントは、幅広く分散投資して、そのまま売買はしないほうがいいと思います。そうすれば、非常に低いコストで、インデックスファンド並みのスコアを最終的に上げることができます。そういう人々がしているのは、まさにアメリカ合衆国の一部を保有することです。』
 バフェットさん自身は、集中投資をしているが、多く(98~99パーセント)の人には、分散投資を勧めている。

『アメリカでもほかの国でも、外国との貿易が増大することに反対するグループが出てくるでしょう。
私はそれとは正反対のグループに属しており、世界の国々とビジネスをすればするほど、我々は繁栄すると思っています。
それぞれの国はそれぞれの長所を持っており、どの国もすべてを自国だけで賄うことはできません。
世界の貿易が拡大することは、世界中の人々の生活がよくなることにつながります。』
 まさか、アメリカの大統領が世界の貿易を縮小するとは、自分は思っていなかった。

『ウォール街は株が売買されれば儲かります。投資家は売買をしないことで儲かります。
もしもこの部屋にいる全員が、それぞれの持ち株を毎日売り買いし合ったら、全員が破産し、仲介人がすべての金を手にして終わります。
反対に、もし全員がいくつかの平均的な企業の株を50年間保有していたら、全員がかなりの金を手にして、仲介人は破産するでしょう。』
 トレード期間が短くなっていくと、少数の極端に勝つトレーダーが生まれるが、ほとんどの人は負けることになる一方、長期間保有する人が増えれば、極端に大きな利益を上げることはできないが、利益を上げる人は増える。短期トレーダーが増えないと儲からない人もいるから、短期トレードが勧められる。

『私はいまでも、19歳の時に知っていたこと以上のことは知りません。私は19歳の時にこの本(ベンジャミン・グレアムの『賢明なる投資家』)を読みました。それまでの8年間は、価格変動から将来の動向を占うチャーチストでした。
チャート分析とか、そういうのが大好きで、いやというほどチャートを頭に詰め込んでいました。
そこへ突然、チャート分析なんて必要ないんだよ、本来の価値より安く買えるものを買えばいいんだよ、と言われたんです。』
 自分もバフェットさんやグレアムさんの考え方について書かれた本を読む前までは、FXをやっていて、価格変動から将来の動向を占おうとしたこともあった。それまでの自分とは全く異なる考え方を知って、自分もとても驚いた。amazon kindle Unlimitedで無料の本を読むよりも、理解するのは難しいがグレアムさんの本を何度も読んだ方がよいかもしれない。
 『ウォール街のランダム・ウォーカー』では、株で勝ち続けた人は、たくさんの参加者の中で、コイン投げに運よく勝ち続けただけの人だと書かれている。一方、『賢明なる投資家』の中でバフェットさんは、グレアムさんから学んだ人に、コイン投げに勝ち続けた人が集中しているという点で、株で勝ち続けた人は運によって勝ったのではなくグレアムさんから学んだからだと書いていた。有名な本でも、株の場合には、書いていることが正反対になっていることがよくある。
 自分も、株を始めたきっかけになった本は、グレアムさんの本から学んだグリーンブラッドさんが子供向けに書いた本だった。グリーンブラッドさんも、インデックスを極端に大きく上回った成績(『続マーケットの魔術師』によると1985年~1994年までに平均年率リターン50.0%)を残していた。
 『スノーボール ウォーレンバフェット伝』によると、グレアムさんは、20年のあいだ、市場平均を平均で2.5%上回っていたらしい。

 また、ポーカーのプロの木原さんの『確率思考で市場を制する最強の投資術』という本も無料で借りて読むことができた。X(旧twitter)を見ていると、株の世界で極端に勝っている人は、マイナスサムゲームのギャンブルでも勝ち続けられる特殊な能力を持っていることが多いようだ。自分は、マイナスサムゲームだからギャンブルをやらないが、ギャンブルに極端に強い人がなぜ株で極端に大きく勝てるのか興味があって、この本は前から読みたいと思っていた。
 エミンさんによると、ポーカーは、『長期的な成果はスキルに依存するので、ギャンブルとはいえない』らしい。
 木原さんは、自分と同じように自分よりも強い人と戦うのを避けるために、小型株を選択しているようだ。
 バフェットさんは、ブリッジだけでなくポーカーも得意らしい。昔読んだ『バフェットからの手紙』にこう書かれていた。
 『ミスターマーケットよりはるかに企業の価値評価にたけているという自信があなたにないのなら、真の意味でゲームに参加しているとは言えないでしょう。「30分以上ゲームに参加していてだれがカモか分からなければ、あなたがカモなのだ」とポーカーで言うように。』

 エミンさんによると、『1992年から2006年までのデイトレーダーの取引を分析した台湾の論文によると、この期間に取引をした45万人のデイトレーダーのうち、利益をだしているのはわずか4000人』だそうだ。昔、自分は、デモトレードで金のデイトレードを数か月間毎日練習し、結果を出すことができず、一度だけ本当のトレードもやってみて、当時の自分にとっては小さくはないお金を失ったが、デイトレードに向いていないことがわかったので、100人に1人しか勝てないと言われているデイトレードをその後は、自分はやらなかった。
 デモトレードでデイトレードの練習をした短くはない時間を無駄にしてしまったと思った。X(旧twitter)には、天才トレーダーの影響を受けて、デイトレードをはじめ、自分もできると思って挑戦して、信じられないほど、大損してしまう人もいるようだ。自分も一歩間違えばそうなっていたかもしれなかったが、自分は経験からデイトレードに向いていないことをよく知っていたから、そうならずにすんだ。

 木原さんによると、将棋の場合は、1万人に一人しかプロになれない厳しい世界だが、マイナスサムゲームのポーカーの場合は、千人に一人がプロになることができる甘い世界と書かれていた。
 株は、プラスサムなので、上位1%でも自分のお金を運用して生活できるプロになれるのではないかと木原さんは考えていた。と同時に、『「上位1%に入るなんて簡単じゃん」と思える人でないと、やればやるほどお金を失っていく世界』とも考えていた。
 自分が市場に参加していたこの10年はずっと株価は右肩上がりで、株を保有し続けているだけで、上位1%ではなくもっと多くの人が利益を上げることができたと思う。しかし、リーマンショックの時のように、長期間株価が極端に大きく下落し続けて、多くの人が退場してしまった時もあったらしく、自分には、株がどの程度甘い世界なのかは、まだよくわからない。
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250425保有株PBR-1
250425保有株PBR-4
250425保有株PBR-2
250425保有株PBR-3
250425元本